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振動-Oscillation-
02:55
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振動-Oscillation-
違いと優劣 正しさと美しさ
馬鹿馬鹿しさを履き違えた
見極めろよ それくらい
このムードに音楽 侵食する 少しずつ
頭では分かっていて建前上は理解した
でも君の言葉の上に立ってそこから見下ろした時には言葉はその意味を失う
埋まらない想像力の距離感
それは終わりを実感する度に加速していく
そこに立っていなくてはいけない理由
振り切って突き刺した音が跳ね返った
頭にでかいやつが一発
分かりきった結末 まだそこに立ってる
安心するため 真逆の感触に同調して踏みつける 同調して踏みつける
擦りつけた頭 向こうからこっちは見えないはずだし
もう戻れないらしい
イメージの先 空気の底 膨張した時間の中で窒息する
イメージの先 空気の底 自分自身の実体がなくなっていく
感情の隙間
言葉になる前の声
一瞬のグラデーション
とっくに遅すぎる
Gap between emotions
voice before words
instant gradation
it's already too late
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2. |
反対方向-Opposite Direction-
04:22
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反対方向-Opposite Direction-
反対方向
瞬間を区切る 記憶にする
大げさな素振り 手ぶらで待つ未来
反対方向
留まることがないから感情が働き続ける
息を潜めて 変化し続ける
反対方向
目の前にあるもの その先を信じる
チャンネルはキープ モニターの中 入り込む気分
反対方向
あっちとこっち 上下右左 表情の裏側
レンズの向こう側
反対方向
曖昧なまま 思考も視線も視点も全部
目の前の世界が萎んでいく感覚だけ
でもまた反対方向のイメージを 無価値の往復 下るスピード
蓄積される 体は次第に動かなくなる
反対方向
意思とは逆 向いてる方向 昨日とのギャップ
時間の感触 掴んで手放す
思考について 判断停止
上を見ながらまっすぐに落下する
視線について 自意識過剰
長いものに巻かれ続けて眠る
視点について 見つめるもの
深くしゃがんでから上を見る
始まりと分かるように終わりを告げる
躍動するタイミングで痛みを噛む
Announce the end so that you know it's the beginning.
Bite the pain at the right moment.
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3. |
ベルトコンベア-Belt Conveyor-
01:28
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ベルトコンベア-Belt Conveyor-
止まれない 歪なまま 引き攣った顔
終わりに気づいて意味が生まれた まだ満たされない
変えろ 越えろ 重たい頭
勝手な都合で区切る 完結した社会に干渉する
弾かれた 忘れられた
緩やかに狂って溶けていく
意識は根を張って広がる 進むほど真理が遠ざかる
行動するための休符 想像するための静寂
弾かれた 忘れられた
その感触を確かめる
コモンセンス ミスマッチ どっちでもいい
コモンセンス ミスマッチ 揺れてる時も1人のまま
違和感を追って迷いこんだ 虚勢を纏って逆らった
その先で無心のまま ただ運ばれたベルトコンベア
I got lost in pursuit of a feeling of discomfort,
and rebelled against it with all my bravado.
Beyond that, I just carried along on a conveyor belt without thinking.
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4. |
スロウデス-Slow Death-
01:00
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スロウデス-Slow Death-
20年前には気にもしない 10年前には知る由はない
20年前の居場所は戻らない 10年前の記憶すらない
目の前の物を受け入れている 要らない物を拒絶している
呼吸を繰り返し遠くまで 命がゆっくり揺れ動く
スロウデス
いつか死ぬ時を知る
Slow Death,Someday you'll know when you'll die
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5. |
わからない-Floating-
04:13
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わからない-Floating-
壊れた 戻れないまま別の形に変わった
割れた 破片が散ってバラバラになった
隙間が存在するから 無しと有りがイコールになった
でもその名前を呼ぶ事はきっともう無い
限られた視点 すり替わる価値感
消し飛んだ 曖昧なジョークを導くトーク
浮かんだ 全体重を後ろに倒して
枯れた タイムリミット全うした
違いが存在するから 無しと有りが同じと気づいた
でもその言葉を発する事はきっともう無い
血生臭い結論の果てに
消し飛んだ 曖昧なジョークを導くトーク
新しい経験が積み重なる
詰め込んだ知識はこぼれ落ちる
半笑いのまま 繰り返して歳を取った
潰した事実 シミだけが残る
視線の先に映った 記憶は遠くなる
騒音から離れる 約束だけが増える
そこにあった事に気がつかないまま どうにもならないくらいにどうでもいい
わからない
眠っていても生きているように 目を瞑って何を見ている？
わからない
What are you looking at as if you were alive even though you were asleep?
No idea.
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6. |
呼吸-Breath-
05:34
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呼吸-Breath-
宇宙は世界よりも広い 細胞は皮膚の下で蠢く
言葉として現れた形の意味を問い続けている
傾いている事に気付いている いつもそうやって慣れていく
正義が天秤にかけられる 不条理が底辺で寄りかかる
カーブを曲がったらもう振り返る事ができないように
忘れ続け生み出し続ける けど大丈夫だ そのままの顔で
インナースペース インナースペース
インナースペース イズ モアザンリアリティー
イメージは頭の中 瞬間は瞬きの中
インナースペース インナースペース
インナースペース イズ モアザンリアリティー
意味を越えろ そして忘れろ
インナースペース イズ モアザンリアリティー
瞬間に区切りをつける 容赦なくドットは打ち込まれる
息を吸ってジッとしていろ 否定をしたまま作り上げろ
青白い光を泳ぐ 孤立した未来を予感する
息を吸ってジッとしていろ そのままの顔で
Inner space is more than reality.
The image is in your head, the moment is in the blink of an eye.
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7. |
歩き方-Gait-
04:29
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歩き方-Gait-
インストゥルメンタル
instrumental
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8. |
カミングアウト-Coming Out-
04:54
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カミングアウト-Coming Out-
一人になる場所を探す 砂をはらう
一人になる場所を探す 横たわる とりあえず
何も築かない 誰も気づかないような空白の夢を見る
遠い記憶を想像する
奥歯のジャリっとした感覚
噛み砕けない 言語化できない粒子の塊が降り注ぐ 穴だらけ
一人になる場所を探す 砂をはらう
一人になる場所を探す 横たわる とりあえず
同意しないしできない
間抜けなリアルと違和感が頭上を飛び交うその中で捨てられて燃やされて消える
金の重さと比較にならない 見えたように 話したように
誰にも何かが 彼にも誰かが
アウトオブステップ そこにいない
カジュアルに スタイリッシュに 大げさに カミングアウト
そのカード、ダウト しくじってもなお
価値もない 誰も知らない 薄っぺらい カミングアウト
嘘みたいに目の前の偶像の中の影を踏み越える
そんなカミングアウト
瞬間が終わり続ける
想像は現実を越え続ける
欲深い終わりを逆算して
足下を覗き込むフューチャー
The moment keeps ending.
Imagination continues to surpass reality.
Counting back the greedy end.
Future looking down at my feet.
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9. |
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ビューティフルミステイクス-Beautiful Mistakes-
進んでいく 止まっているように進んでいる
目的地が無い 時間が過ぎる
そして感覚だけが立ち止まる 感覚だけがそこにある
過去は蓄積されて端の方からゆっくりと腐る
でも後悔の芯だけはそのまましっかりと残る
感傷が記憶を何度も塗りつぶしていく
元あった筆跡だけが見える そうして未来が変わる
何をして誰と会って その先の話
フラッシュバック ソー ビューティフル
置いていく全部 その先も
順序を無視して理由も聞かずに時間は加速していく
ファーストインスピレーション 意味を放置するくらいに
細くなる視界にそのまま向かったままで
今との距離が離れていく それでも時間に追いつけない
想像の破片が繋がり形作られていく
フラッシュバック ソー ビューティフル
置いていく全部 その先も
散文的 スローモーション どっかで聞いたことのある声
意味を持ち合わせない習慣
繰り返す意味 それを求める意味
ずっとそんな調子か？
ビューティフルミステイクス 孤独の代償
ビューティフルミステイクス 外に出ても我慢は必要
ビューティフルミステイクス
グラスの中の水が揺れてる
今いる場所の理由を前に向こうから同じ景色を見る
フラッシュバック ソー ビューティフル
今なら分かる それを繰り返す
Looking at the same view from the other side while thinking about the reason for where you are now.
flashback,so beautiful.
I know it now, repeat it.
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10. |
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KYUSU RECORDS Nagoya, Japan
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